ハチ公の心は、色褪せない!
日本人でも、世界中でも、だれもが知っている忠犬ハチ公。これだけ有名なハチ公ですから、ハチについて記した文献は数多くありますが、中でも秀逸なのは、平成三年に刊行された「ハチ公文献集」です。
「ハチ公文献集」は、著者の林正春さんが、ハチへの愛情をこめて、新聞記事や、著作、論考など、ハチに関する文献を網羅し、ご自身の感想と、関係者への取材から得た証言で紡いだ一冊です。ハチ公を知る上で、だれもが必ずお世話になるご本です。
一方で、林さんの「ハチ公文献集」以降、ハチ公の研究をまとめた本は、なかなか出版されずにいました。情報は、どんどん新しくなり、量を増し、溢れかえってゆきます。また、「ハチ公文献集」は非売品のために、一般の多くの人々が目に触れる機会も少なく、この本によってあきらかにされた事実も、埋もれつつもありました。
新たな、ハチ公の研究が待たれる今日(こんにち)、秋田県大館――ハチ公のふるさとで、新しいハチ公の本が産声をあげました。
それこそが、千葉雄さんの、「忠犬ハチ公物語――ハチ公はほんとうに忠犬だった」です(平成19年11月出版)。
筆者は、千葉さんのご本について人から教えていただき、さっそく手紙を送りましたところ、新聞の切り抜きコピーとともに、ご丁寧なお返事をいただきました。
「何故、今ハチ公なのか?」
千葉さんの出発点は、この問いの向こうにあります。
長い年月を経ても、色褪せないハチ公の魅力とは、なんでしょうか?この疑問を探りながら、本書では様々な逸話を紹介しています。
また、ハチ公のふるさとならではの、ハチ公プロジェクトの試みは興味深いものです。
犬と人を通して、ハチ公が我々に残してくれた絆と愛情を探る一冊です。是非、興味のあるかたは、本書を通じてハチ公の心を旅してみてください。
<内容>
いまなぜ「忠犬ハチ公」が必要なのだろうかと問うとき、それは現代人がこのものがたりから学び、教えてくれるものがきっとあるからである。(本書より)
第一章 ハチ公と人たち・その知られざること
第二章 ハチ公と人たちと・・・その後
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忠犬ハチ公物語
――ハチ公はほんとうに忠犬だった――
千葉雄 著(大館孔版社印刷)
A5版、118ページ、500円
ご希望の方は、千葉さんへ。
(電話0186・42・7025)
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