忠犬ハチ公の73周忌を迎えて
ハチ公が逝って70年以上の月日が経ちました。今も多くの人々に愛されるハチ公の名。しかし、時にはかなしい偏見にもさらされます。銅像はなにもいいません。生きていたハチ公もまた、なにも語ることができませんでした。
近年、映画になり、ドラマとなり、また多くの本も出版されているハチ公でありますが、たくさんの情報のなかで、真実を見つめなおす手がかりに、本サイトが少しでもお役にたてるのなら幸いです。
ハチ公の研究を進める上で、膨大な資料、文献のお世話になりました。しかし、本来なら現地調査、関係者への取材、参考図書著作者への連絡などすべきところ、時間やその他種々の制約により今回行うことが出来なかったことを残念に思います。ここに、主要参考図書の幾つかをご紹介することで、著者の方々へのお礼に代えさせていただきたいと存じます。(参考文献の一覧表は別項に設けました。)
○「 ハチ公文献集 」林正春編
ハチ公を知る上で欠かすことのできないのがこの本です。
これは、著者の林正春氏が、新聞記事、文献、資料などから、ハチ公に関する記述を集め、当時の関係者からの証言を加えて編纂されています。
平成3年の刊行で、自費出版のため非売品となっていますが、大きな図書館には蔵書されている場合がありますので、比較的閲覧が可能ではないかと思います。
著著の林さんは、本書を「なにもいわなかったハチへ」捧げています。
○「 日本の犬と狼 」斎藤弘吉著(雪華社)
著者の斎藤弘吉さんは、ハチ公をはじめて世の中に紹介した人であり、日本犬保存会の創立者です。この一冊には、斎藤さんの研究とハチ公への思い出がたくさんつまっています。
○小野進による著作の数々
あの頃、秋田県大館で博物教師をしておられた小野進さんは、日本に多くの天然記念物を残された研究家です。ハチ公をとても愛しており、著作の随所にハチ公の名を見ることができます。
また、末筆となりましたが、サイトスペースをご提供くださり、研究上何度もご相談に乗っていただきました「だっちゃんの親分」さん、貴重な写真の数々を快く貸してくださいました「渋谷のハチ」さんにこの場を借りてお礼を申上げたいと思います。
忠犬ハチ公のたましいと全ての犬たちに、さいわいあれと祈りつつ……。
平成20年3月8日
またも春めぐりて忠犬ハチ公忌
忠犬ハチ公博物館館長
ハチ公命日記念に捧ぐ
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